研究課題/領域番号 |
23K06843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀明 東北大学, 大学病院, 助教 (20705462)
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研究分担者 |
安田 聡 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00431578)
麦倉 俊司 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (20375017)
木下 賢吾 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (60332293)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 国際共同研究 / MRI / 脳 / 加齢 / 生活習慣病 / 遺伝 / ToMMo / UKバイオバンク / 脳MRI / 遺伝解析 / 東北メディカル・メガバンク |
研究開始時の研究の概要 |
認知症は、本邦に留まらず世界的に増加しており、社会の高齢化に加え、生活習慣病の増加が関与していると推定される。しかし、高齢者・生活習慣病罹患者の全てに認知症が発症するわけでは無く、「脳の老化には何らかの生物学的基盤が存在」する可能性が示唆される。本研究は、「脳に特定の遺伝子変異を認めた場合、生活習慣病に伴う脳の老化が促進されるのではないか」という問い(仮説)を立て、本邦(東北メディカルメガバンク)・海外(UKバイオバンク)の大規模脳MRI・遺伝データベースを用いた脳画像・遺伝子解析により検証し、急激に高齢化しつつある日本社会においても高齢者が健康な脳を維持し得る方法を模索することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、「脳に特定の遺伝子変異を認めた場合、生活習慣病に伴う脳の老化が促進されるのではないか」という仮説を検証すべく、3年間の研究期間内に 、「研究1.日本人・欧米人間における、加齢・生活習慣病が脳に及ぼす影響に関する比較」、 「研究2.日本人・欧米人間に共通する脳の老化に関わる遺伝子の探索」、 「研究3.特定の遺伝子による加齢・生活習慣病に伴う脳の老化促進の可否」の三つの研究を行う予定である。 その実施計画として、令和5年度には、研究1で必要となる東北メディカルメガバンク・UKバイオバンクで共通する生活情報の整理をまずは行い、その後、両データベースの年齢・性別・生活習慣情報をマッチさせた上で、脳MRI画像を用いた解析を行うことを挙げた。 研究1の実施計画の一環として、欧米人側のデータベースであるUKバイオバンクの脳画像・生活習慣情報を用い、第31回日本心血管インターベンション治療学会学術集会において招待講演を行い(Suzuki H. Brain (cerebral) microcirculatory disorder in chronic heart failure)、第88回日本循環器学会学術集会において学会発表を行なった(Suzuki H, Bai W, et al. Abnormal Cerebrovascular Coupling: A Possible Brain Microcirculatory Disorder, in Patients with Heart Failure)。日本人側のデータベースである東北メディカル・メガバンク機構の脳画像・生活習慣情報についても、現在進行形で解析に取り組んでおり、UKバイオバンクデータベースとの比較について検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度の実施計画として、「研究1.日本人・欧米人間における、加齢・生活習慣病が脳に及ぼす影響に関する比較」で必要となる東北メディカルメガバンク・UKバイオバンクで共通する生活情報の整理をまずは行い、その後、両データベースの年齢・性別・生活習慣情報をマッチさせた上で、脳MRI画像を用いた解析を行うことを挙げた。 欧米人側のデータベースであるUKバイオバンクを用いた解析については、第31回日本心血管インターベンション治療学会学術集会における招待講演(Suzuki H. Brain (cerebral) microcirculatory disorder in chronic heart failure)、第88回日本循環器学会学術集会における学会発表(Suzuki H, Bai W, et al. Abnormal Cerebrovascular Coupling: A Possible Brain Microcirculatory Disorder, in Patients with Heart Failure)等、年齢・性別・生活習慣情報の整理・脳MRI画像の活用について既に達成している。日本人側のデータベースである東北メディカル・メガバンク機構の脳画像・生活習慣情報についても、既に同情報にはアクセス可能な状態にあり、UKバイオバンクデータベースとの比較について検討を行っている。 以上から、現在までの全体の研究進捗状況として、(2) おおむね順調に進展している、と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
「研究1.日本人・欧米人間における、加齢・生活習慣病が脳に及ぼす影響に関する比較」については、日欧におけるUKバイオバンク・東北メディカルメガバンクの関係者とも協議の上、引き続き解析を進めていく。 「研究2.日本人・欧米人間に共通する脳の老化に関わる遺伝子の探索」、 「研究3.特定の遺伝子による加齢・生活習慣病に伴う脳の老化促進の可否」については、遺伝解析をサポート頂くCHARGE consortium・東北メディカルメガバンクの関係者と解析方法について議論を行い、令和6年度以降の実施計画の実現に結びつけていく。
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