研究課題
基盤研究(C)
炎症性筋疾患の一つである多発性筋炎・皮膚筋炎は、病態に特異的な治療薬が存在せず、新規の治療法開発が必要である。病態形成にはリンパ球だけでなく自然免疫系を担うマクロファージの役割が想定される。病変筋組織のマクロファージは、病初期から回復期にかけて連続的に機能が異なるサブセットに徐々に変化することが明らかとなりつつある。本研究では、モデルマウスや患者筋組織中のマクロファージサブセットを詳細に解析し、病態増悪のマクロファージサブセットから、病態収束のサブセットに変化させる因子を明らかにすることで、新規治療法を開発する。