研究課題/領域番号 |
23K06858
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
平塚 いづみ 藤田医科大学, 医学部, 講師 (30778428)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 甲状腺 / エクソソーム / バセドウ病 / 自己免疫性疾患 / microRNA / バイオマーカー / サイトカイン |
研究開始時の研究の概要 |
バセドウ病の罹患割合は200-1000人に1人程度と頻度の高い自己免疫疾患の一つである。治療法には簡便な薬物治療が主流となっている。しかし、薬物治療で長期寛解が得られる症例(寛解群)は半分以下にとどまり、残りは寛解に至らず、再燃を繰り返す(難治性群)ため臨床上の問題となっている。 本研究は、血中エクソソームに着目しバセドウ病の病勢との関連を明らかにすることで、これまで困難であったバセドウ病の予後予測する法の確立を目指す。さらにこれらエクソソームがバセドウ病の病態形成に及ぼす影響を明らかし、バセドウ病のエクソソームが自己免疫反応や病態形成にどのように関与するかを免疫学の視点から明らかにする。
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研究実績の概要 |
バセドウ病は非常に頻度の高い自己免疫疾患の一つである。薬物治療で長期寛解が得られる症例は半分以下にとどまり、残りは再燃を繰り返す難治性となり、臨床上の問題となっている。現在、バセドウ病の再燃を予測できる確かな方法はなく、開発が望まれている。本研究にて、バセドウ病の寛解・増悪等の病態や治療過程における変動を明らかにし、臨床応用を目指す。さらに、エクソソームが自己免疫応答に及ぼす影響も明らかにすることでバセドウ病の病因・病態を解明する。現在、臨床情報に紐づいた血液サンプルを収集し、解析の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
バセドウ病の発症から治療までの過程において『いつ、どのように変動するか?』は不明である。臨床応用を考えた場合、発症時に変動が確認されるのか、もしくは治療過程にどのように変動するのかを明らかにすることは必須である。本研究では、縦断研究によりバセドウ病の寛解・増悪等の病態や治療過程との関連を明らかにする。現在、新たなエクソソームの影響を評価するアッセイ系を構築を進めている。また、新たな臨床サンプルを収集している。
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今後の研究の推進方策 |
バセドウ病の血清エクソソームと病態との関連を明らかにする。特に、保存検体を利用して、免疫応答との関連を明らかにする。
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