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未成年の子どもをもつがん患者のACPと子どもへの支援についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K06865
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

杉下 美保子  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (20378079)

研究分担者 高野 悠子  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30831375)
山木 照子  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (50806750)
坪井 理恵  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (90577909)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード緩和ケア / ACP / 未成年の子ども
研究開始時の研究の概要

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選好を明確にするプロセスである。ACPの内容は、患者本人の気がかりや意向、価値観や目標、病状や予後の理解、治療や療養に関する意向や選好などがある。子どもをもつがん患者にとって、子どもに「病気を伝えること」はACPを実践する上で、非常に重要である。本研究により、子どもをもつがん患者の意思決定支援における現状を評価し、さらに価値観・選好のデータを収集・分析することは、患者の意思決定支援を進めていく上で有用であると期待される。

研究実績の概要

意義:本研究において、がん患者が治療、療養を行っていく上での、子どもへの病名告知を含めた、現時点での問題点、価値観を調査する。目的:がん患者が治療、療養を行っていく上での、子どもへの病名告知を含めた、現時点での問題点、価値観を調査する。その上で、患者のニーズ、選好、価値観を理解、解明することで、患者の意思決定のプロセスを解明し、子どもへの支援方法について検討する。得られた結果より、医療者への教育、啓発活動についても検討していく。
対象:転移・再発進行がん患者で、未成年(18歳未満)の子どもを持つ患者
方法:まずは患者のニーズを捉えるため、横断研究を行う。本研究は理論探索を目的とした質的研究であり、実現可能性から15名と設定した。(2022年4月~2023年3月まで,上記選択基準に該当する患者は約50例。研究期間24ヶ月,症例登録期間18ヶ月とし目標症例数を設定)データが飽和に達し次第、集積を中止する。
スケジュール:同意を得られた患者に、インタビュー前調査(状態把握のため「EORTC QLQ-C30日本語版」、hospital anxiety and depression scale(HADS)を用いた評価)、インタビュー調査を行う。インタビュー調査:研究参加者に対して、インタビュー調査を行う。インタビュー時間は、研究参加者の負担を考慮して約30分とする。インタビュー内容は、音声レコーダーで録音・記録され、収集したデータはパソコンに保存する。質問の内容は、子どもへの病名告知(伝える時期、病名告知への抵抗感、誰が伝えるのがよいか等)、治療決定に至るまでの心境、お子さんとの関係で大切にしていること、子ども・家族への支援、医療者へのニーズ、療養についての希望、などである。主要アウトカム:患者が治療、療養を行っていく上で、主に子どもに対しての、価値観、ニーズの調査

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実際の研究デザインを決定するのに時間を要したため

今後の研究の推進方策

実際に、患者へのアンケート調査、インタビューを行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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