研究課題
基盤研究(C)
がん診断の精度向上のため、さらなる腫瘍マーカーの探索と診断技術の開発が求められている。尿中遊離糖鎖を詳細に解析した一連の研究から、がん患者尿で上昇するマーカー候補群を約50種類同定した。本研究ではこれらの尿中遊離糖鎖腫瘍マーカー候補群を、質量分析の選択反応モニタリング(SRM)法を用いて合成内部標準とのシグナル強度の相対比として多項目同時に定量する方法を確立する。さらに、多検体での解析を実施し、マーカー候補群の臨床での有効性の評価を目指す。