研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病(AD)は「脳の糖尿病」状態と考えられているが、私たちは、アポモルフィン(APO)による3xTg-ADマウスの認知機能改善、および脳神経細胞のインスリン抵抗性改善を報告した。さらに最近、培養細胞系でAPOのインスリンシグナリング改善作用を確定した。本研究では、3xTg-ADマウスにおいて、①糖尿病薬とAPOの効果の比較、②糖尿病を誘導した3xTg-ADマウスと非糖尿病3xTg-ADマウスにおけるAPOや糖尿病薬の効果の比較、③インスリンシグナリング阻害薬NT157によるAPO効果の抑制を検証し、AD治療におけるAPOの作用機序および優位性を確定する。