研究課題/領域番号 |
23K06886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
大八木 保政 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (30301336)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / 糖尿病 / インスリンシグナリング / アポモルフィン / アミロイドβ蛋白 / モデルマウス / アミロイドβ / 3xTg-ADマウス |
研究開始時の研究の概要 |
アルツハイマー病(AD)は「脳の糖尿病」状態と考えられているが、私たちは、アポモルフィン(APO)による3xTg-ADマウスの認知機能改善、および脳神経細胞のインスリン抵抗性改善を報告した。さらに最近、培養細胞系でAPOのインスリンシグナリング改善作用を確定した。本研究では、3xTg-ADマウスにおいて、①糖尿病薬とAPOの効果の比較、②糖尿病を誘導した3xTg-ADマウスと非糖尿病3xTg-ADマウスにおけるAPOや糖尿病薬の効果の比較、③インスリンシグナリング阻害薬NT157によるAPO効果の抑制を検証し、AD治療におけるAPOの作用機序および優位性を確定する。
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研究実績の概要 |
最近、アルツハイマー病(AD)の早期段階においてアミロイドベータ蛋白(Abeta)を標的とする分子標的薬が承認されている。しかし、ある程度進行した認知症で認知機能を改善する効果はない。私たちが取り組んでいるアポモルフィン(APO)は脳神経細胞で低下しているインスリン受容体感受性、すなわち細胞内のインスリンシグナリングを改善することで、ADで進行した認知機能障害を改善することが期待できる。ADモデルの3xTg-ADマウスでは、脳組織におけるインスリンシグナリングの低下があり、APO治療でインスリン抵抗生が改善する。本研究では3xTg-ADマウスを用いて、認知機能やAD病理におけるAPOの効果を従来の糖尿病薬(Liraglutide、Vildagliptin、Metforminなど)と比較する。現在は、3xTg-ADマウスを九州大学から愛媛大学に移譲して、認知機能解析システムおよび病理解析システムのセットアップを進めている状況である。しかし、3xTg-ADマウスに対するAPO治療の条件は既に確立しているが、マウスの中枢神経系に対する糖尿病薬の至適投与条件を検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3xTg-ADマウスに対する糖尿病薬投与の条件設定に時間を要している。また、大学院生の実験時間の制約などによる。
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今後の研究の推進方策 |
まず、APOによるPI3K-Aktシグナル活性化の機序に関する細胞実験の結果をまとめて論文を作成中であり、近日中に投稿を予定している。並行して、マウスにおけるin vivo実験系の確立を進める。
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