研究課題
基盤研究(C)
凝固検査における凝固反応曲線の逐次微分によって得られる情報を通じて凝固を解析する凝固波形解析(CWA: clot waveform analysis)は、凝固時間の秒数だけでは表現できない凝固特性を明らかにできることが期待される。凝固異常の病態解析・診断応用、抗凝固薬の薬理特性解析・モニタリング応用の研究報告が集積しつつあるが、実臨床への橋渡しはまだ途上の段階にある。本研究では、まだ理解の深化が求められるCWAの各種パラメータの基本特性を明らかにしつつ、複数のデータのプロファイリングに基づく自動診断化の基盤を開発し、血液凝固異常診療のデジタルフォーメーション(DX)の推進に寄与する。