研究課題
基盤研究(C)
眼底は血管・神経を直接観察できる唯一の部位であり、眼底写真や眼底深層の観察が可能なOCT検査は散瞳薬の使用も必要なく非侵襲性な診断手法であり、撮影も数分~十分程度で終了する簡便な検査法である。近年、眼底の血管・神経像から循環器疾患の診断ができる可能性が報告され、眼底写真やOCT検査両者のデータを活用した循環器疾患や脳神経疾患など全身疾患のAI診断法の開発を着想した。簡便な眼底検査を活用したAI診断法が開発されれば、検診や人間ドック等での実用化が可能であり、全身疾患の早期発見や予防につながる国民のヘルスケアに貢献できる。本研究ではデータベースを構築してAI診断を目指したアルゴリズムの開発を行う。