研究課題
基盤研究(C)
フィブリノゲン(Fbg)は、急性期相反応性蛋白質として炎症に関与する。好中球にはFbg受容体が存在し、Fbgの結合が好中球の細胞接着やサイトカイン産生などのエフェクター機能を調整している。炎症により活性化した好中球から分泌・放出されるペプチジルアルギニンデイミナーゼの触媒により、Fbg蛋白のアルギニンがシトルリンに翻訳後修飾され、シトルリン化フィブリノゲン(Cit-Fbg)が生成する。本研究では、炎症におけるCit-Fbgの好中球エフェクター機能への影響を検証する。