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マルチモーダル脳機能画像によるパーキンソン病認知機能の包括的評価システム確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K06922
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

平野 成樹  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (60375756)

研究分担者 燒山 正嗣  千葉大学, 医学部附属病院, 教室系技術職員 (00923567)
山中 義崇  千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (20400963)
堀越 琢郎  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (50456068)
杉山 淳比古  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90722934)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードパーキンソン病 / 認知機能障害 / 脳機能 / 脳血流 / ドパミントランスポーター
研究開始時の研究の概要

パーキンソン病の認知機能障害のパターンを主成分分析を用いて抽出する。脳血流画像についてパーキンソン病群脳血流画像のみを利用して主成分分析を施行し、疾患内でのheterogeneityをグループ分けする。ドパミントランスポーター画像を用いて、線条体ドパミントランスポーター集積値を解剖学的に三分割(尾状核・被殻前方・被殻後方)し定量評価する。局所脳血流、ドパミントランスポーターのうち、どの要素が認知機能障害のパターンを予測することができるかを多変量解析を用いて明らかにする。

研究実績の概要

パーキンソン病(PD)の脳血流異常として、前頭葉・頭頂葉の相対的血流低下と基底核・視床・橋・小脳の相対的血流増加が特徴とされ、PD Related Pattern (PDRP)と呼ばれている[Hirano S, et al. Mov Disord. 2009;24 Suppl 2(0 2):S725-31]。PDの脳血流異常の中でも前頭葉の相対的血流低下と小脳の相対的血流上昇は、ドパミントランスポーター画像を用いて測定されたドパミン節前神経と相関することを我々は明らかにした[Nakano Y, Hirano S, et al. Mov Disord 2022;37(6):1235-1244]。つまり前頭葉と小脳は機能的にドパミン神経脱落と関連しており、その他の異常領域は非ドパミン神経障害に由来している可能性を示唆することができた。
PDの認知機能障害と関連する脳機能画像異常として前頭葉と頭頂葉の相対的血流低下と小脳虫部の相対的血流増加 (PD Cognitive Pattern: PDCP)が特徴とされ、その全体パターンと言語記憶とが関連することが示されている[Mattis P, et al. Neurology 2011;77 (9):858-858]。PDの認知機能障害は多彩であり、認知機能ドメインの個別評価とそれに対応する脳血流異常が存在する可能性がある。本研究では、注意・流暢性・記憶・言語・視空間を評価できるAddenbrooke’s Cognitive Examination version 3 (ACEIII) などを用いて脳血流とドパミントランスポーター画像を撮像しているパーキンソン病患者について多変量解析を用いて、認知機能障害の症候がどの脳部位に関連するか探索し、治療可能性のシーズを見いだすことを目的としている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在約50例の脳血流画像と神経心理検査データを取得している。

今後の研究の推進方策

統計的に意義のあるデータとするために、あと30例ほど臨床情報と機能画像データの取得が必要で、進めている。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ファインシュタイン医学研究所(米国)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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