研究課題/領域番号 |
23K06925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
長島 優 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (20635586)
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研究分担者 |
中村 友彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任教授 (00437039)
大坪 正史 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (10327653)
瀬藤 光利 浜松医科大学, 国際マスイメージングセンター, センター長 (20302664)
前田 明子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20646799)
大石 健太郎 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (80345826)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ラマン分光法 / 脂質 / サルコペニア / 脳神経内科 / 神経筋疾患 / 脂質イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
筋組織の脂肪化は、神経筋疾患でしばしば遭遇する病理所見だが、加齢や廃用に伴う筋力低下・筋萎縮でも頻繁に認められる。本研究では、サルコペニアを対象に、脂肪化した筋組織の脂質組成を調べる。サルコペニアは「筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態」と定義され、加齢に伴う一次性サルコペニアと、神経筋疾患を含む病態に伴って生じる二次性サルコペニアに分類される。従来病理診断では脂肪化した筋組織の脂質組成を評価できなかったが、本研究では、ラマン分光法とガスクロマトグラフィー・質量分析を用いて脂肪化筋組織の脂質組成を調べ、病的なサルコペニアに伴う筋の脂肪化と正常筋の脂肪化との違いを明らかにする。
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研究実績の概要 |
食肉として販売されている豚肉・牛肉を対象に、ラマン分光顕微鏡による脂質組成イメージングを行った。また、測定したラマン分光画像のデータから、特に脂質由来のラマンシフトの強度を解析するための二次元イメージングソフトウェアを開発し、脂質組成の情報を取得する原理実証を行った。タンパク質と脂質の空間分布、脂質中の脂肪酸の飽和度などの、基本的な分子構造を反映した分子の空間分布の情報を得ることができることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究で目的とするラマン分光法を用いた筋内脂肪の脂肪組成のイメージングについて、予備的ではあるが、実測したデータの取得に成功しているため。
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今後の研究の推進方策 |
ガスクロマログラフィー・質量分析を用いた測定により、測定対象である筋組織とその筋内脂肪の組成をラマン分光法とは独立に評価し、取得したラマン分光イメージングのデータとの比較を進めてゆく。
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