研究課題
基盤研究(C)
慢性炎症性脱髄症多発ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy:CIDP)ではマクロファージが髄鞘を貪食して生じる脱髄像が見られることが古くから知られてきたが、関連した自己抗体は明らかになっておらず、マクロファージによる髄鞘貪食のメカニズムは明らかにされていない。本研究ではCIDPにおけるマクロファージの果たす役割を明らかにするために、①臨床病理学的なスペクトラムの再検討、②マクロファージの行動様式・性質に関する超微形態学的・免疫組織化学的検討、③自己抗体とマクロファージの関係に関する検討、④モデルマウスによる検証、を行う