研究課題/領域番号 |
23K06927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
近藤 孝之 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (80536566)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アストロサイト / アルツハイマー病 / Astrocyte |
研究開始時の研究の概要 |
アルツハイマー病は、超高齢社会の到来ともに激増することが予測されるが、治療法は限られる。本研究では、アルツハイマー病病態の理解のために、脳内で最も数が多い細胞種であるアストロサイトに焦点をあてる。患者のゲノム情報をそのまま保持するiPS細胞からアストロサイトを調整し、そのままin vitroでモデル構築と病態探索を行いつつ、患者iPS細胞由来のアストロサイトをマウス脳内に生着させin vivoで病因物質蓄積の長期経過観察や、排泄処理応答などの解析を可能にするハイブリッドマウスの構築を通じて、孤発性アルツハイマー病病態におけるアストロサイトの関与を明らかにする。
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研究実績の概要 |
アルツハイマー病は、超高齢社会の到来ともに激増することが予測されるが、治療法は限られる。本研究では、アルツハイマー病病態の理解のために、脳内で最も数が多い細胞種であるアストロサイトに焦点をあてる。これまでほとんど研究手段がなかった孤発性アルツハイマー病の病態を紐解くために、患者のゲノム情報をそのまま保持するiPS細胞からアストロサイトを調整し、そのままin vitroでモデル構築と病態探索を行いつつ、患者iPS細胞由来のアストロサイトをマウス脳内に生着させin vivoで病因物質蓄積の長期経過観察や、排泄処理応答などの解析を可能にするハイブリッドマウスの構築を通じて、孤発性アルツハイマー病病態におけるアストロサイトの関与を明らかにする。最終的に、構築された病態モデルに基づいて、治療および予防法開発につなげる。 移植に用いるアストロサイトを調整し、表現型解析に用いることができるプラットフォーム構築に細胞を準備、ハイスループットスクリーニングに適合する実験系構築と論文報告に寄与した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
アストロサイトの分子病態解析に応用できる、アストロサイトの機能表現型解析プラットフォームを構築し論文として報告した。
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今後の研究の推進方策 |
アルツハイマー病患者由来の、神経細胞およびアストロサイトを周産期の免疫不全マウスの脳内に移植することで、孤発性アルツハイマー病を含むヒト病態を脳内で観察するためのハイブリッドマウスを構築する。
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