研究課題/領域番号 |
23K06933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
河野 豊 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (10392200)
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研究分担者 |
山本 哲 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (00735334)
青山 敏之 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (30516571)
石井 大典 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (30803291)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | パーキンソン病 / リハビリテーション / 体組成分析 / 廃用 / 筋シナジー解析 / ロボティクス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の最終的な目標は、科学的知見を基盤としたパーキンソン病に特化した効果の高いリハビリテーションプログラムを構築することである。その目標のために、以下の3つの研究課題に取り組む。研究課題1:体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定によるパーキンソン病に対するリハビリテーションの効果の検証、研究課題2:パーキンソン病に対するロボティクスリハビリテーションの有効性の検証:重心加速度解析・筋シナジー解析による検討、研究課題3:パーキンソン病に特化したリハビリテーションプログラムを構築とその効果の検証。
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研究実績の概要 |
本研究課題の最終的な目標は、科学的知見を基盤としたパーキンソン病に特化した効果の高いリハビリテーションプログラムを構築することである。進行期のパーキンソン病において、「廃用」は極めて大きな要素を占める。廃用の程度は筋肉量の低下として評価することができる。前半の研究では、体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定によって、パーキンソン病患者の廃用に対してリハビリテーションがどのような効果をもたらしているのかを検証する。 対象は本学病院に短期入院機能強化リハビリテーションのため入院となった進行期のパーキンソン病患者と対照としてその他の疾患(脳卒中慢性期、筋ジストロフィー症、ニューロパチーなど)の患者で、体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定を行った。体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定は入院時と退院時(入院が2か月以上の患者では入院後1か月目)の3回行った。体成分分析装置は人体に電流を流した際に発生するインピーダンスから人体を構成する成分を定量的に測定する機器である。本研究課題で使用する体組成分析装置では、1~1000kHzの多周波数を用いて筋肉量などを右腕・左腕・体幹・右脚・左脚を分けて直接測定した。 今年度は、記録条件の設定を行い、部位別の筋量の測定方法を確立した。また、進行期のパーキンソン病患者6名と対照疾患9名にて、体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定を行った。測定データと合わせて臨床情報との解析を行うために、統計解析の条件設定についても検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は、記録条件の設定を行い、部位別の筋量の測定方法を確立することができた。また、進行期のパーキンソン病患者6名と対照疾患9名にて、体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定も行えており、今後、症例数を蓄積する予定である。 測定データと合わせて臨床情報との解析を行うために、統計解析の条件設定についても検討を行えている。
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今後の研究の推進方策 |
目標症例数の進行期のパーキンソン病患者25名と対照疾患25名まで体組成分析装置を用いた部位別の筋量の測定も行う予定である。測定データと臨床情報の解析を行い、パーキンソン病患者の廃用に対してリハビリテーションがどのような効果をもたらしているのか、検証を行う予定である。
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