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パーキンソン病におけるプロスタグランジンD2合成酵素値と睡眠関連症状との関連

研究課題

研究課題/領域番号 23K06969
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関獨協医科大学

研究代表者

鈴木 圭輔  獨協医科大学, 医学部, 教授 (50458379)

研究分担者 藤田 裕明  獨協医科大学, 医学部, 講師 (60713708)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードパーキンソン病 / 睡眠障害 / プロスタグランジンD2合成酵素 / 睡眠関連症状
研究開始時の研究の概要

パーキンソン病(Parkinson’s disease: PD)は中脳黒質ドパミン神経細胞脱落による運動徴候の他に,脳内の様々な神経系の障害により多様な非運動徴候(睡眠障害,自律神経障害,認知機能障害,胃腸障害など)を呈する.日中の眠気やレム睡眠行動障害などの睡眠障害は,PDの疾患進行とともに悪化するマーカーとして報告されている.我々は睡眠誘発作用のあるプロスタグランジンD2の合成酵素であるLPGDS値がPD患者で健常群より有意に高いことを以前に報告した.本研究ではPD患者におけるPGD合成酵素と他の睡眠脳波所見や臨床パラメーターとの関連を明らかにすることを目的とする.

研究実績の概要

パーキンソン病(Parkinson’s disease: PD)は中脳黒質ドパミン神経細胞変性による運動徴候の他に、脳内の様々な神経系の障害により多様な非運動徴候(睡眠障害,自律神経障害,認知機能障害,胃腸障害など)を呈する。日中の眠気やレム睡眠行動障害などの睡眠障害はPDの疾患進行とともに悪化するマーカーとして報告されている。我々は睡眠誘発作用のあるプロスタグランジンD2の合成酵素であるL-PGDS値がPD患者で健常群より有意に高いことを以前に報告した。本研究ではPD患者におけるPGD合成酵素と他の睡眠脳波所見や臨床パラメーターとの関連を明らかにすることを目的とする。対象は外来通院中または入院中のPD患者であり、PDの診断はMDS PD臨床診断基準に準じて、頭部MRI検査や診察、病歴聴取により薬剤性パーキンソン症候群やPD以外のパーキンソン症候群を除外して行う。除外基準は、1.採血が実施困難な患者、2.PD患者で服薬用量が一定でない患者、3.睡眠時無呼吸症候群患者で治療中(CPAPなど)の患者、4.認知症を有する患 (MMSE<24)、5.明らかな概日リズム障害(昼夜逆転を含む)のある患者である。症例登録は100例を目標としている。統計解析では、PGD合成酵素値と日中の眠気(ESS),睡眠障害(PDSS-2)およびその他の臨床症状との相関関係を解析する予定である。PGD合成酵素値と臨床症状との関連が見出せた場合には、重回帰分析にてPGD合成酵素値の予測因子の解析も検討している。
現在40例の患者が研究に参加し、診察、質問法や血液検査を終了している。検体サンプルを含めたデータの解析は未施行であるが、今後研究の継続と、検体の解析を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

40例の患者が研究に参加し、患者の登録は概ね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

さらに目標例数まで患者をリクルートし、L-PGDS検査結果と臨床徴候との関連を明らかにするため臨床研究を進めていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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