研究課題
基盤研究(C)
免疫と精神疾患の関連性について、例えばうつ病患者では炎症性サイトカインであるインターロイキン6(IL6)が上昇するなどメタ解析を含めた臨床研究よりその可能性が指摘されているが、具体的な機序解明については明らかになっていない。本研究は末梢起因による炎症が中枢神経に波及し、脳内炎症へ進展、結果としてうつ病を引き起こすとの仮説のもと、それらを証明するために行うものである。特に炎症の初期に誘導されるインターロイキン18などのインフラマソームに着目し、それらのうつ病への関与、そして治療方法への応用化を検討するものである。