研究課題
基盤研究(C)
ストレス反応は、本来生体に必須の防御機構である。しかし、過剰かつ持続するストレス反応、すなわちストレス応答の破綻は、ストレス不適応やストレス脆弱性をもたらし、さらにはうつ病などのストレス関連疾患の発症の契機となりうる。本研究においては、うつ病モデルラットを用いて、ストレス応答の消去系の機能不全がストレスによる交感神経反応にどのような影響を及ぼすか、関連する脳内のメカニズムを含めて明らかにする。