研究課題
基盤研究(C)
統合失調症は思春期(25歳あたりまで)に発症する方が多いが原因はわかっていない。思春期児童を対象にした調査から糖化ストレスが亢進していると精神病発症のリスクが高まる事がわかってきた。この現象に注目しヒトに近いサルを用いて発症メカニズムを明らかにしようとするのが本研究の目的である。私達が注目している糖化ストレス物質の一種、ペントシジンは、ヒトやサルなど霊長類では簡単に計測できるが、マウスでは計測が難しい問題があった。今回サルの脳内にペントシジンを蓄積させ、脳波異常や神経伝達物質の異常を調べ、ペントシジン蓄積脳部位を明らかにすることにより、病態メカニズムの解明を目指す。