研究課題
基盤研究(C)
近年、MRIの高画質化が一般的となり、CTに匹敵する高精度な腹部MRI診断が可能になった。高精度MRIの撮像時間短縮のために用いられる圧縮センシングは画像再構成に時間がかかり、しばしば検査時間が延長した。深層学習(deep learning, DL)を用いた画像再構成法は、高画質と検査時間短縮に寄与することが期待されているが、従来法と置換可能かどうかの検証は行われていない。本研究では、DLを用いたMRIが従来法と比較して画質、病変抽出、質的診断などに関して優れているかどうか、また検査効率を向上させることができるかを検討する。本研究により、腹部MRIの標準検査法の提案および医療経済的な有用性も期待される。