臓器の呼吸性移動を可視化する複合現実の開発：画像下低侵襲がん治療への実装に向けて

• 研究課題/領域番号: 23K07083
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 松井 裕輔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (50614351)
• 研究分担者: 諸岡 健一 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (80323806) ; 平木 隆夫 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50423322) ; 櫻井 淳 岡山大学, 大学病院, 准教授 (30444657) ; 吉尾 浩太郎 岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (70623297) ; 冨田 晃司 岡山大学, 大学病院, 助教 (10823883)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 複合現実 / 拡張現実 / 画像下治療 / IVR

研究開始時の研究の概要

複合現実の技術によって仮想臓器モデルを現実空間の患者に重ね、体内の臓器位置を体外から可視化すれば、がんの画像ガイド下治療における針穿刺に活用できる。しかし、現実空間の患者臓器は呼吸に伴って移動するのに対し、仮想空間の臓器モデルは静止しているため、現実の臓器と仮想臓器モデルの位置のずれが生じるという問題があり、これが複合現実を針穿刺に応用する上での障壁となっている。本研究では、現実の患者臓器の呼吸性移動に連動して仮想空間上の臓器も移動する複合現実システムの開発を行い、その精度を検証する。このシステムの開発により、複合現実を使用した画像ガイド下治療の臨床実装を目指す。