研究課題/領域番号 |
23K07085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
山本 由佳 香川大学, 医学部, 准教授 (30335872)
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研究分担者 |
須藤 仁美 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主任研究員 (10415416)
西山 佳宏 香川大学, 医学部, 教授 (50263900)
西井 龍一 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (60463212)
畠山 哲宗 香川大学, 医学部, 助教 (90602805)
則兼 敬志 香川大学, 医学部, 助教 (90623223)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 分子イメージング / 脳腫瘍 / 11C-methionine / 新規アミノ酸PET薬剤 / 11C-MethylLeucine |
研究開始時の研究の概要 |
脳腫瘍は予後不良でその分子生物学的特徴を明らかにするため、アミノ酸PET薬剤の11C-METを用いたPET検査が行われることが多い。しかし、遺伝子変異の有無などの予測法はまだ確立されていない。 新規アミノ酸PET薬剤である11C-MeLeuを脳腫瘍に応用し、最適な検査法の確立、脳腫瘍でのSLC6A20との関係を明らかにする。また、悪性度評価、遺伝子変異の有無などとの関係を調べ、従来の11C-MET PETと比べてこれら診断能が向上できるかを検討する。腫瘍特異的なPET検査を行うことで、脳腫瘍の診断能の向上と生物学的特徴の把握が容易になり、最適な診断法の確立に繋がる。
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研究実績の概要 |
脳腫瘍は予後不良でその分子生物学的特徴を明らかにするため、アミノ酸PET薬剤の11C-METを用いたPET検査が行われることが多い。しかし、遺伝子変異の有無などの予測法はまだ十分に確立されていない。 11C-methionine(11C-MET) PETと18F-fluorothymidine(18F-FLT) PETが高悪性度神経膠腫のisocitrate dehydrogenase enzyme isoforms 1(IDH1)遺伝子変異の予測に有用であるかを検討した。対象は治療前の高悪性度神経膠腫31例である。PETの評価として、最大SUVとテクスチャー解析による31種類のパラメータを算出した。IDH1遺伝子変異は7例に認めた。11C-MET PETでは11種類のテクスチャー解析パラメータ、18F-FLT PETでは最大SUVおよび17種類のテクスチャー解析パラメータにおいて、IDH1変異の有無の間に有意な違いがみられた。11C-MET PETと18F-FLT PETは高悪性度神経膠腫のIDH1遺伝子変異の予測に有用である可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
11C-MET PET検査は脳腫瘍の診断や悪性度評価に有用であるが、正確な腫瘍診断や遺伝子変異の有無の判断などさらなる精度向上が求められる。今回の研究では新規アミノ酸PET薬剤の11C-MeLeu PET検査を脳腫瘍に応用し、最適な検査法を確立する事が目的である。そして、様々な脳腫瘍に11C-MeLeu PETを行い、脳腫瘍の悪性度、遺伝子変異の有無などの関係を調べ、11C-MET PETと比べてそれらが向上できるかを検討する。現在は11C-MeLeu PET検査の薬剤合成の精度向上を検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は脳腫瘍患者に11C-MET PET検査が実施できた。今後は新規アミノ酸PET薬剤の11C-MeLeu薬剤合成を行い、脳腫瘍患者に応用していく予定である。また、11C-METと11C-MeLeu PETの比較検討を行い、脳腫瘍の悪性度、遺伝子変異の有無などとの関係を調べる予定である。
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