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がんの低酸素環境下におけるナノテクノロジーを用いた新規IVR治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

西尾福 英之  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (80458041)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード腫瘍内血管 / 動脈塞栓術 / 抗VEGF薬 / Interventional radiology / hypoxia / ナノドラッグデリバリーシステム / がん微小環境 / 分子イメージング
研究開始時の研究の概要

これまで分子イメージング技術の確立と高分子ミセル化ナノDDSの体内動態の解明に成功し
た。がんの微小環境であるhypoxiaの免疫組織学的変化を解明し、ナノDDSとIVR技術を融合
させることにより、超選択的かつ局所のみでなくすべての腫瘍性病変を標的とする低侵襲な
新規IVR治療を開発することを目標とする。

研究実績の概要

肝細胞癌ラットモデルを用いて抗VEGF薬の投与による腫瘍内の異常血管構築とVEGF濃度との関係について検討を行った。診断機器として超音波を用いて、エラストグラフィーの技術を応用し、腫瘍の硬度を測定し、間質圧の変化を確認した。今回の検討では、抗VEGF薬の濃度を一定として、投薬期間により腫瘍の硬度変化が生じるかを調査した。濃度一定の場合、投与期間4日目前後で硬度に有意な差が生じた。今後は、腫瘍内におけるFGFRの活性化などについても調査をしていく計画である。
現在、腫瘍内の間質の変化を画像で取得することが可能となったので、次段階として、抗VEGF薬と動脈塞栓術の併用についての関係性について調査している。まずは、薬剤量と腫瘍血管についての評価を病理学的に実施した。CD34/αSMAを用いることで現在検討中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

画像診断機器を用いた実験は順調に経過している。ただ、病理標本作成が遅れがちになっており、現在はやや遅れている。現在は、対策として、western blot法などを代替えとして対応している。

今後の研究の推進方策

抗VEGF薬の適量を決定し、動脈塞栓術のタイミングの検討を行う。病理学的に腫瘍内血管の比率や腫瘍の壊死率についても検討していき、併用治療の最適なタイミングを調査する。腫瘍の効果とDDSの最適化に向けて準備中である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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