研究課題/領域番号 |
23K07093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
佐野 勝廣 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40377578)
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研究分担者 |
藤田 翔平 順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (60827244)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | MRI / MR Fingerprinting / Liver / 肝腫瘍 / 肝 |
研究開始時の研究の概要 |
肝疾患の MRI における定量化(T1値、T2値、T2*値、脂肪含有率)は近年その有用性を報告されている。MR Fingerprinting は高難度の最先端技術であり、1度の息止めで上記の定量値を全て取得することができ、従来の定量化手法の課題を解決できる。 本研究では慢性肝障害症例における新たな定量値に関する検討、肝癌の診断能や治療効果判定、予後との関係を明らかにし、肝生検の代替え検査、予後予測や治療効果予測など新たなイメージングバイオマーカーとしての道を切り開く。
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研究実績の概要 |
MR Fingerprinting は高難度の最先端技術であり、肝臓では1度の息止めで多数の定量値(T1値、T2値、T2*値、脂肪含有率)を全て取得することができ、従来の定量化手法の課題を解決できる画期的な技術である。申請者らは肝臓 MR Fingerprinting の有用性について世界で初めて臨床例で検討して報告した (Radiology 2023; 306(1): 150-159)。本研究では慢性肝障害症例における新たな定量値に関する検討、肝癌の診断能や治療効果判定、予後との関係を明らかにし、肝生検の代替え検査、予後予測や治療効果予測など新たなイメージングバイオマーカーとしての可能性を検討していく。 2023年に予定していた検討のうち、MR Fingerprinting による肝腫瘤の鑑別能については2023年6月の国際磁気共鳴医学会(ISMRM)で発表し、さらに Radiology: Imaging Cancer 誌に論文が受理され、既に掲載されている (Radiology: Imaging Cancer; 5(6):e230036)。ただし、今回発表した内容は単純 MRI の定量値のみによる肝腫瘤鑑別の検討であり、造影後の定量値による肝腫瘤鑑別の検討については現在検討中である。さらに当初は、MR Fingerprinting による肝腫瘤の悪性度の評価も行う予定であったが、疾患ごとの症例数が少ないこともあり、この検討についてもまだできていない。 2024年に予定していた新たな定量値の追加とその有用性の検討についても既に症例の登録を開始しており、現在までの症例登録数は順調である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年に予定していた MR Fingerprinting による肝腫瘤の鑑別能については2023年6月の国際磁気共鳴医学会(ISMRM)で発表し、さらに Radiology: Imaging Cancer 誌に論文が受理され、既に掲載されている (Radiology: Imaging Cancer; 5(6):e230036)。ただし、今回発表した内容は単純 MRI の定量値のみによる肝腫瘤鑑別の検討であり、造影後の定量値による肝腫瘤鑑別の検討については現在検討中である。さらに当初は、MR Fingerprinting にょる肝腫瘤の悪性度の評価も行う予定であったが、疾患ごとの症例数が少ないこともあり、この検討についてもまだできていない。
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今後の研究の推進方策 |
2023年に予定していた検討のうち、まだ検討が終わっていない課題である MR Fingerprinting による肝腫瘤の造影後の定量値による鑑別能については現在検討中である。また、MR Fingerprinting による肝腫瘤の悪性度の評価についてはこれから検討する予定である。 2024年に予定していた MR Fingerprinting の新たな定量値の追加とその有用性の検討については、これまでの T1値、T2値、T2*値、Fat fraction の他に新たに T1ρ値を追加して現在症例を登録中である。現在までに登録された症例数は順調であり、新たな定量値追加とその有用性については今年中に解析を始める予定である。
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