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21世紀の疾患、アミロイドーシスの放射線を応用した革新的治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07095
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関長崎国際大学

研究代表者

松下 博昭  長崎国際大学, 薬学部, 訪問研究員 (60732394)

研究分担者 安東 由喜雄  長崎国際大学, 薬学部, 特任教授 (20253742)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードアミロイドーシス / トランスサイレチン
研究開始時の研究の概要

アミロイドーシスは38種の原因タンパク質によって起こる大きな疾患単位である。本疾患は超高齢化社会の到来とともに患者数が増加の一途を辿っている。本疾患の治療はこれまで病気の進行を遅延させる効果はあるが、一旦組織にアミロイド沈着をきたすと、それを治療することはできない。本研究の目的は放射線を用いたアミロイドーシスの新しい治療法を開発することである。本研究ではアミロイドβ とトランスサイレチンのアミロイド線維の形成抑制と線維分解に必要な放射線量を解析する。次にその放射線量を元に疾患モデルに放射線を照射して効果を解析する。本研究を通して放射線を用いたアミロイドーシスの新しい治療の道を切り拓く。

研究実績の概要

アミロイドーシスは現在42種の原因タンパク質によって起こる大きな疾患単位である。本疾患は超高齢化社会の到来とともに患者数が増加している。本研究の目的は放射線を用いたアミロイドーシスの新しい治療法を開発することである。本年度は、紫外線およびX線によるアミロイドβ とトランスサイレチンのアミロイド線維の形成抑制と線維分解作用を解析した。紫外線の照射によりアミロイドβとトランスサイレチンのアミロイド線維形成の抑制が認められた。紫外線を照射したサンプルを電子顕微鏡で観察した結果、照射により線維が細くなることが明らかになった。また紫外線を照射したサンプルを解析した結果、照射により線維の重合あるいは分解が起こることが示唆された。アミロイドβ とトランスサイレチンにX線を低線量照射したサンプルでは変化が認められなかった。本研究により、紫外線によるアミロイドの形成抑制作用とその機構の一端が明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

アミロイドβとトランスサイレチンへの紫外線およびX線照射の実験は計画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後はアミロイドβ とトランスサイレチンへのX線照射の線量を増やして実験を進める。さらにアルツハイマー病およびヒトトランスサイレチンのトランスジェニックモデルマウスを用いて実験を進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アルギニンによるトランスサイレチン構造安定化およびアミロイド形成抑制作用の検討2023

    • 著者名/発表者名
      福成温, 松下博昭, 古川大紋, 松﨑陽也, 吉浦ひなた, 井上史佳, 植田光晴, 安東由喜雄
    • 学会等名
      第10回日本アミロイド―シス学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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