研究課題
基盤研究(C)
本研究は難治性である進行がんにおいて問題となる腫瘍およびリスク臓器の照射中の非剛体性変化に対して高品質に適応させる高精度放射線治療システムを開発する。回転型強度変調放射線治療において、初期治療計画を単純化し、照射中および治療期間中の非剛体性変化に対し、3D非剛体変形ベクトルマップを逆投影法により照射野形状へ直接適応させることで、マージンを排除した新たな高精度放射線治療システムを開発する。拡張領域が削減できれば腫瘍とリスク臓器が空間的に分離することになり、腫瘍とリスク臓器境界領域において線量分布が革新的に向上する。