研究課題
基盤研究(C)
膜貫通タンパク質ニューロピリン1(NRP1)は放射線抵抗性の腫瘍細胞で多く発現していることがわかっているが、放射線抵抗性との具体的な関係や関与経路については明らかとなっていない。本研究では、放射線抵抗性の高いヒト悪性神経膠芽腫由来細胞株T98G細胞内のニューロピリン1の遺伝子発現量をsiRNAによって抑制し、放射線感受性への影響やアポトーシス、細胞老化、細胞生存に関わる分子への影響を調査する。悪性神経膠芽腫の放射線抵抗性とニューロピリン1の関係を明らかにし、放射線抵抗性のメカニズムの解明を目指す。