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行動変容を介した介助者被ばく低減法:Dynamic Dose Profileの考案

研究課題

研究課題/領域番号 23K07143
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

小林 正尚  藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (80720979)

研究分担者 羽場 友信  藤田医科大学, 医療科学部, 講師 (00810748)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
キーワードCT / 空間線量分布 / 被ばく / 介助者 / X線検査
研究開始時の研究の概要

X線検査で介助者が受ける被ばく線量は、撮影室内に設定した碁盤目状の測定点を光刺激ルミネッセンス線量計やサーベイメータで得た空間線量分布より推定できる。一方、経時的な線量の変化を空間線量分布で表現できると仮定した場合、検査時の介助と防護行動を時間軸に沿って検討できるため、行動変容を検討することができる。本研究は、半導体式サーベイメータの特性を活かして、当該分野の学術的な発展にも貢献できる新しい評価指標の基盤を定める研究である。詳細には、患者の介助・抑制をともない、撮影状況が明確、経時的な散乱線の変化が大きいことを満たすX線CT検査を対象として研究を遂行し、成果を導く次第である。

研究実績の概要

本研究は、画像診断X線検査において、放射線に曝される必要のない介助者に対しての安全を保証するためには、被ばく線量を可能な限り低く保たなければならない。この基本的な課題は、現在、推進すべき決定的な手法・対策に欠くため研究活動が滞っている深刻な状況にある。この状況を改善すべく、研究代表者は介助者の経時的な被ばく線量を評価する新しい指標「経時的な空間線量分布」の提案と評価方法の基盤を定めることを目指す。
2023年度は半導体式サーベイメータの基本特性が仕様書や大村らの報告と相違ないかを確認した。エネルギー依存性、線量直線性、方向依存性等を再評価し、その仕様は論文報告や仕様書での報告に相違ないことを確認した。
また、エネルギースペクトルのX線は、通常、アルミニウムに対しての半価層を等しくする単色X線のエネルギー(実効エネルギー)として扱う。一方、半導体式サーベイメータで得られる平均光子エネルギーは実効エネルギーとの整合性がないため、平均光子エネルギーで与えられた仕様書の各特性が誤解を与えやすい。そこで、2023年度と2024年度に実施を計画していた相互エネルギー間の補正係数を作成した後、仕様書の平均光子エネルギーを実効エネルギーに置換するための係数を作成に取り組み、換算係数を作成することができた。今後、論文として公にしていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度の研究計画を順調に遂行できており、2024年度の研究計画に取りかかっている。
その進捗状況は順調であり問題はない。

今後の研究の推進方策

2024年度で半導体サーベイメータの基本特性等の評価を終える。今後はX線CT検査の胸部~骨盤部CT検査を評価対象として経時的な線量分布の取得に努める。同時に、介助者が対応可能な防護行動について検討し、その結果を学会や英文原稿論文にて公にする。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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