研究課題/領域番号 |
23K07144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
中村 聡明 関西医科大学, 医学部, 教授 (60420452)
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研究分担者 |
武川 英樹 関西医科大学, 医学部, 助教 (60526870)
小池 優平 関西医科大学, 医学部, 助教 (90866154)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放射線治療 / 転移性骨腫瘍 / AI |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では骨転移に対する放射線治療適応を判断しうる新スコアリングシステムを開発する。多くの専門家を必要とする現状の合議判断に対し、より簡便に、かつ客観的に使用できるスコアリングシステム開発を目的とする。
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研究実績の概要 |
骨転移に対する放射線治療の適応判断は、転移病巣の部位・大きさ・数・性状(造骨性・溶骨性・混合性)のみならず、局所症状・全身状態・薬物療法の効果・生命予後など多くの項目を総合的に検討の上で行われる。本研究では客観的にどの項目の組み合わせ・重みづけが適切であるのかを明らかにした上で放射線治療適応を決めるためのスコアリングシステムを開発する、さらに、新スコアリングシステムを用いた積極的骨転移診療を支援するAIソフトウェアの開発を目的とする。 既存スコアリングシステムとして脊椎転移に対するSINスコア(Spinal InstabilityNeoplastic Score)、長管骨転移に対するMirelsスコアなどが使用されているが、共に切迫骨折や既骨折など手術適応が念頭におかれ、放射線治療適応の判断には適していない。放射線治療を念頭においたスコアリングシステムの報告はこれまでになく学術的独自性は高い。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
脊椎転移を有する患者を追跡調査することで、放射線治療の適応判断が可能な因子を確認中である。 脊椎転移の中でも特に溶骨性変化を有するものは、圧迫骨折や神経症状など重篤な骨関連事象を引き起こす可能性が高い。本研究では高リスク脊椎転移を効率的にスクリーニングしうるAIソフトウェアも開発し、論文発表を行なった。
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今後の研究の推進方策 |
脊椎転移の中でも特に重要な因子が分かってきたため、今後は原発病変を限定し追跡調査の期間を広げつことで、さらに詳細に解析を進める。
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