研究課題/領域番号 |
23K07186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
山本 達仁 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (50906229)
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研究分担者 |
樋渡 昭雄 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30444855)
河合 辰哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70597822)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 骨転移 / 前立腺癌 / Dual energy CT / photon counting |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はDECTを用いて骨のカルシウム成分と造影剤のヨード成分を弁別し、①造影効果を伴う活動性の骨梁間転移を可視化するための最適な撮像法、画像処理法を開発することを目的とする。今回の研究で用いる手法は3-material decomposionであり、主に造影画像におけるヨード成分の定量と仮想単純画像の作成を行う解析方法である。 ヨード造影剤を用いた造影CT画像を使用することで、骨髄中のヨード成分を指標に骨転移を検出するもので、活動性の(増殖能を有する)転移性病変を特異的に描出できると期待される。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は通常のCT画像で検出困難な前立腺癌の骨転移について、Photon countingCTを用いたヨード成分の定量解析による骨転移検出の有用性の検討を行うことである。 2023年度に以下実施した。 当院の実験室で作成した多孔性骨ファントムをPhoton countingCTで様々なヨード濃度条件下で撮像し、その結果をまとめ北米放射線学会で発表し他の研究者と意見交換した。本研究で用いた骨ファントムでのCT検査において有意な所見を得るためにはヨード濃度が1mg/ml以上必要であったが、実際に患者にCT検査時にヨード造影剤投与する場合は体内のヨード濃度が0.1mg/ml以下であり解離がある。 このため医療用シミュレータの製造を行う企業と協力し、さらに実際の骨に類似した構造のファントムを作成するための検討を開始した。 骨転移を有する前立腺癌患者のPhoton countingCTを用いて検査された造影CT画像症例の収集を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度で収集できた骨転移を有する前立腺癌患者のCT画像症例は10例未満である。30例程度を目標症例数としており2025年度での学会発表、論文作成・発表のための症例数がやや不足する可能性がある。
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今後の研究の推進方策 |
上記企業と協力し、さらに実際の骨に類似した構造のファントムを作成し、様々なヨード濃度、CT機器の撮像条件で、画質やヨード成分の定量解析についてどのような影響が生じるか検討する。 骨転移を有する前立腺癌患者のCT画像症例の収集を目標数に達するまで継続する。
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