研究課題
基盤研究(C)
骨の形成過程は、主に骨芽細胞分化、I型コラーゲンの合成、石灰化の過程からなるが、各過程の調節機構は十分には明らかではない。易骨折性を特徴とする骨形成不全症(OI)は主にI型コラーゲンの異常によって発症し、重症OIではI型コラーゲンの質的異常が骨脆弱性、骨芽細胞機能障害の原因とされている。骨量増加におけるWnt/β-cateninシグナル経路の重要性が明らかにさている。本研究ではヒトOI骨芽細胞・骨細胞におけるWnt/β-cateninシグナルプロファイル、同シグナルによる骨形成促進・骨吸収抑制作用の受容を明らかにする。本研究結果はOIや骨粗鬆症患者への応用につながる可能性がある