研究課題
基盤研究(C)
若年性特発性関節炎(JIA)は小児に最も多いリウマチ性疾患である。JIAのなかで特に全身型JIA(sJIA)は、炎症/抗炎症のバランスが炎症側へ傾くことで、発熱や関節破壊を引き起こす。Nrf-2/HO-1系は生体内の代表的な抗炎症カスケードであり、Nrf-2は酸化ストレスの刺激によってHO-1に代表される生体防御遺伝子の発現を誘導する。本研究の目的は、sJIAにおけるNrf-2/HO-1経路の病態形成への関わりを明らかにし、Nrf-2/HO-1系を活性化することで新規の抗炎症治療法を開発することである。