研究課題
基盤研究(C)
知的障害を有する人は人口の約1%を占め、様々な支援を長期にわたって必要とするため、その障害レベルを軽減する治療法の開発が必要である。そのためには、知的障害の分子メカニズムの解明が必須である。本研究では、SSの原因遺伝子であるNsd1を大脳皮質と海馬の興奮性神経細胞特異的にノックアウトしたSS知的障害モデルマウス (SSマウス) を用い、SSマウスの海馬における網羅的遺伝子発現解析、エピゲノム解析、歯状回の神経新生における組織学的解析、シナプス電気生理学的解析、および樹状突起の形態学的解析を行い、SS知的障害発症機構を解明する。