研究課題
基盤研究(C)
本研究では、①妊娠週数が正確な妊娠10週未満の体外受精後妊娠において母体血漿中の絨毛由来の遊離核酸の推移を明らかにする。次に流産と診断された妊娠女性末梢血液中の遊離核酸を用いて、②初期流産において妊娠母体血中にどれだけの絨毛由来の遊離核酸が存在するのかを明らかにし③胎児染色体の異数性や不均衡をどれだけ正確に反映するのかを、従来の培養流産絨毛の染色体検査やマイクロアレイ検査の結果と比較して評価し、④さらに実際に流産内容物の検体を解析できなかった症例で、この解析をおこなう。流産診断時点で流産胎児・胎盤の直接的評価ができるリキッドバイオプシー系を確立する。