研究課題
基盤研究(C)
本研究では、寒冷刺激下におけるマウス脂肪組織でのCcl22および各種免疫細胞マーカー遺伝子の発現パターンを寒冷刺激後経時的に解析する。この解析により、どの免疫細胞が最初に変化するのか、ケモカインCcl22はそのトリガーになりうるか、解析する。最終的にエネルギー消費調節でのCcl22の生理的役割を明らかにするために、マウスへのCcl22の全身投与およびCcl22ノックアウトマウスを用いて、体重、酸素消費量、脂肪細胞のベージュ化への影響を検討する。以上の検討は、エネルギー消費調節の新たな鍵分子として、Ccl22を同定することに繋がるとともに、肥満の予防・治療に新たな標的分子を提示することに繋がる。