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新生児壊死性腸炎の死亡0を目指した核酸医薬RAGEアプタマーによる革新的治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07281
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

古賀 義法  久留米大学, 医学部, 助教 (70569433)

研究分担者 家入 里志  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
松井 孝憲  福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (10425233)
大西 峻  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (10614638)
山岸 昌一  昭和大学, 医学部, 教授 (40281026)
川野 孝文  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (40457651)
加治 建  久留米大学, 医学部, 教授 (50315420)
杉田 光士郎  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (50781514)
外川内 亜美  久留米大学, 医学部, 研究補助員 (60809177)
武藤 充  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70404522)
中目 和彦  宮崎大学, 医学部, 講師 (70448570)
東舘 成希  久留米大学, 医学部, 助教 (70725613)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード壊死性腸炎 / NEC / RAGE / RAGEアプタマー / 核酸医薬
研究開始時の研究の概要

新生児壊死性腸炎(以下 NEC)は、新生児における主たる死因の一つですが、死亡率が高く有効な治療法は確立されていません。よって、NECの発症予防や治療法の開発は社会的にも極めて大きな意義を有します。NECでは、腸管が壊死に陥る過程で終末糖化産物受容体(以下 RAGE)が関与していることが報告されており、RAGEが炎症性リガンドを認識して炎症反応や過剰な細胞死を引き起こしNECを重症化させる事がわかっています。従って、RAGEを阻害すればNECの死亡率が改善できるのではないかと考え、我々が開発したRAGEを阻害するRAGEアプタマーを用いてNECの新規治療法の確立を目指し本研究を遂行します。

研究実績の概要

新生児壊死性腸炎(Neonatal necrotizing enterocolitis:以下 NEC)は、新生児における主たる死因の一つであるが、死亡率を改善する有効な治療法は確立されておらず、NECの発症予防や治療法の開発は社会的にも極めて大きな意義を有する。NECは低出生体重児に多く発症し、患児の未熟性、低酸素、人工乳、感染などがその誘因として考えられ、死亡率は15~30%と最も予後不良な新生児外科疾患の一つである。NEC発症を契機に汎発性腹膜炎から敗血症に進行し死亡する症例や、壊死腸管の大量切除により短腸症候群となりその後の生活が大幅に制限される症例もある。NECでは腸管が壊死に陥る過程で、腸管上皮細胞に終末糖化産物受容体(Receptor of Advanced Glycation E-products: 以下RAGE)の発現が報告されている。RAGEは炎症性リガンドを認識して炎症反応を惹起し、過剰な細胞死を誘導してNECを重症化させる。従って、RAGEリガンド結合部位を阻害すれば、RAGEを介した炎症の進行を阻止し、NECの進展を抑制できることが予想される。本研究では、我々が開発したRAGEに対するアンタゴニスティックアプタマー(以下 RAGEアプタマー)を用いて、NECモデル動物における臓器保護作用と予後について検討する。RAGEアプタマーの投与によりNECモデル動物の予後が改善されれば、NECの発症機序の解明と新規治療薬の開発の道が開けると考え研究を行っている。現在は壊死性腸炎モデルの作成を行い、RAGEアプタマーの投与を行っている状況である。壊死性腸炎モデルマウスに対してRAGEアプタマーを投与し、その結果RAGEアプタマー投与群はcontrolアプタマー群と比較し生存率の改善を認めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

RAGEアプタマー投与壊死性腸炎モデルマウス群の生存曲線改善を認めている。

今後の研究の推進方策

解析用の検体を採取し、より詳細な検証を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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