研究課題
基盤研究(C)
申請者らは、当センター受診中のSeckel症候群患者から、中心体複製を通して細胞分裂を制御する分子CEP152の新規遺伝子変異を同定し、ノックイン・モデルマウスの作成を含めた解析を行なっている。その過程で、1)CEP152が神経細胞のシナプスに局在する、2)モデルマウスで神経細胞の電気的性質が異なる、という新知見を見出した。さらにCEP152と相互作用するPLK4も樹状突起及びシナプスでの局在が確認された。そこで本研究では、特に分化後の神経細胞に焦点を絞りCEP152とPLK4の新規機能とその破綻が引き起こす知的障害の分子メカニズムの解明を目指す。