研究課題
基盤研究(C)
小児急性リンパ性白血病の生存率は90%を超える様になったが、小児急性骨髄性白血病(AML)は10%が寛解導入不能、一度寛解を得ても30%が再発し、60-70%程度の生存率で予後の改善が強く望まれる疾患である。現在、日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)において難治性小児AMLを対象としたAML-R15研究が遂行されている。その登録検体を用いて網羅的な遺伝子解析を行い、その結果同定された新規遺伝子が治療候補になりうるか、ヒト白血病細胞を生着させた免疫不全マウスモデルを用いて検証する。この研究をとおして、再発難治小児AMLの新規治療法の開発を行い、予後改善に繋げたい。