研究課題
基盤研究(C)
オキシリピンは多価不飽和脂肪酸の代謝産物であり、抗炎症作用や炎症惹起作用を有し、その生理活性が注目されている。オキシリピンの生理活性作用が、HIEの病態の一つとして影響していると推測した。本研究では、脳内のオキシリピンを網羅的に解析し、オキシリピンプロファイルの変化を検討することで、HIEの神経障害を改善できる最適な脳内脂肪酸組成を明らかにする。それらの成果から、胎児期の脂質栄養がHIEの障害を軽減する低酸素に強い脳を作ることが可能となる。