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潰瘍性大腸炎の発症における局所腸内細菌と脂肪酸-胆汁酸エステルの作用機序の探索

研究課題

研究課題/領域番号 23K07361
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

神保 圭佑  順天堂大学, 医学部, 助教 (80772350)

研究分担者 成島 聖子  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 上級研究員 (80578336)
鈴木 光幸  順天堂大学, 医学部, 准教授 (90449059)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード潰瘍性大腸炎 / 腸内細菌叢 / 脂肪酸-胆汁酸エステル / 小児
研究開始時の研究の概要

UCは、遺伝、MB、食事など複数の環境因子に関連した免疫異常により発症するとされる。UCの炎症は虫垂周囲を起点とし、直腸から口側に進展するがその原因は不詳である。先行研究で、UCにおけるMBの乱れが証明されたが、発症後のMBの是正では根治に至らなかった。我々は、AA局所にUC例で多くの口腔内常在菌、健常例では多量のFA-BAsという胆汁酸代謝産物がそれぞれ集積していることをつきとめた。本研究は小児UCの発症誘引を解明するために、健常児とUC患児それぞれのAAにおけるMBとFA-BAsのプロファイリングと相互関係に関し検証することで、小児UCの新規治療ターゲットの開発にむけた基盤知見を構築する。

研究実績の概要

正常コントロール(大腸ポリープなど)と疾患群(潰瘍性大腸炎)ともにサンプル採取(排泄便+大腸内視鏡検査による採取便)が順調に進んでいる。

現時点で潰瘍性大腸炎のサンプル42例と正常コントロール29例が採取されており、同時に、内視鏡採取便の腸内細菌叢の解析も理化学研究所で同時進行で進められてあり、細部の詳細な解析を追加する必要はあるものの両群間での細菌叢の相違が解析終了分に関しては認められている。

また、排泄便においても、両群間における脂肪酸・胆汁酸エステルの生成に優位な差が認められており、このまま、サンプル数を増やしていくことで、極めて重要な知見が得られる可能性がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実績の概要に示した通り、研究は各施設において同時に解析が進められており、順調に検体採取が進められた場合、十分なサンプル数が得られる可能性が高いことと、パイロットスタディにおいて、研究前に予想されたことを裏付けるデータが得られているため。

今後の研究の推進方策

まずは、サンプル数を現状のペースで増加させ、エステルの生成に優位な差をもたらしている細菌を細菌叢の解析から推定し同定していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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