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Th17細胞のPD-1受容体結合率及びポドプラニン発現と臨床アウトカムの相関解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K07363
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

平澤 優弥  昭和大学, 医学部, 研究生 (30834121)

研究分担者 細沼 雅弘  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 講師 (20836457)
吉村 清  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (30346564)
角田 卓也  昭和大学, 医学部, 教授 (30275359)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード免疫チェックポイント阻害 / 抗PD-1抗体 / 受容体 / 有効性 / 副作用 / ポドプラニン
研究開始時の研究の概要

がん治療を大きく変えた免疫チェックポイント阻害薬(ICIs)について受容体結合率という観点から解析を行う。代表的なICIsである抗PD-1抗体薬はT細胞のPD-1受容体を標的とする。PD-1受容体に対する抗PD-1抗体薬の結合率は、有効性や副作用に関与する可能性がある。我々の先行研究で、制御性T細胞とTh17細胞上のPD-1受容体に対する抗PD-1抗体薬の結合率が有効性に影響した。Th17細胞が誘導された炎症を伴う腫瘍環境ではICIsが有効性を発揮しやすく、Th17細胞上のポドプラニン発現が炎症を惹起することから、免疫細胞サブセット毎の受容体結合率とポドプラニン発現に注目して解析を行う。

研究実績の概要

本研究の目的は、免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitors : ICIs)の有効性および副作用に対して、免疫細胞サブセットごとのPD-1受容体に対するニボルマブ(抗PD-1抗体薬)の受容体結合率とポドプラニン発現が与える影響を解明することである。抗PD-1抗体薬のPD-1受容体結合率はICIsの作用機序に対する直接的かつ定量的な解析方法であるため、有効性や副作用に関係している可能性があるとの着想から実施した我々の先行研究では、TregやTh17細胞上のPD-1受容体結合率がICIsの有効性に影響していた。今回新たに注目する炎症に関連する分子のポドプラニンは、受容体結合率とあわせてHot tumorとCold tumorを見分ける精度の高い新規バイオマーカーとなる可能性がある。がん患者において、受容体結合率の薬力学的解析とポドプラニン発現の解析を行い、主に次の2点を解明することが本研究の目的である。(1)ICIsの有効群と無効群に受容体結合率とポドプラニン発現の違いが存在するか。(2)ICIsの副作用を生じた群と生じなかった群に受容体結合率とポドプラニン発現の違いが存在するか。受容体結合率やポドプラニン発現が有効性や副作用に関連していた場合、既存薬剤の有効性を向上したり、重篤な副作用を予測することを目的とした研究に発展させる。2023年度にはニボルマブ投与患者の集積、末梢血単核球におけるポドプラニン発現とPD-1受容体に対するニボルマブの結合率の解析を開始し、進行している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予想外の問題が起きることなく、症例の集積、血液検体の解析が進行している。

今後の研究の推進方策

今後は受容体結合率とポドプラニン発現の解析のうえ、(A)臨床効果の有効群・無効群、(B)副作用の発症群・非発症群に分けて、受容体結合率とポドプラニン発現が有効性・安全性に与える影響に関して解析を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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