光免疫療法を組み込んだin situワクチンによる消化器がんの術前免疫療法の開発

• 研究課題/領域番号: 23K07386
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分53010:消化器内科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 高橋 健 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60594372)
• 研究分担者: 石井 健 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00448086) ; 宇座 徳光 京都大学, 医学研究科, 講師 (30447958)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: がん免疫 / 自然免疫 / ワクチン / 膵癌

研究開始時の研究の概要

切除可能ながんでは外科的手術が標準治療だが、術後局所再発や遠隔転移再発が問題である。切除前に免疫を賦活する術前免疫療法は、切除前の腫瘍がワクチン抗原となるため、効率的にがん免疫が誘導されると期待される。申請者はナノ粒子化TLR9リガンド K3-SPGを腫瘍局所に注入するIn Situ Vaccine（K3-SPG-ISV）の開発を目指し、動物モデルで抗腫瘍効果を明らかにした。さらにK3-SPG-ISVが、同じく局所療法で腫瘍細胞を選択的に破壊する光免疫療法との併用で、相乗効果を示すことを見出した。本研究は術前免疫療法としての光免疫/K3-SPG-ISV併用療法の有用性や作用機序を明らかにする。