研究課題
基盤研究(C)
膵癌の腹膜播種は、腹部膨満や消化管閉塞を生じさせて患者のQOLを著しく低下させる重大な予後不良因子の一つである。近年、直接的に播種へ到達できる腹腔内化学療法への期待が高まっている。本研究は経時的に回収した腹水検体を用いて、血液検体で蓄積してきた高度な「リキッドバイオプシー」解析技術基盤を応用させることで、新領域からの腹水バイオマーカーを導出することを目的とし、新規治療標的の開発への発展を目指す。