研究課題
基盤研究(C)
5-FUによるPD-L1発現制御機序の解明とPD-1抗体耐性の克服を目的として、①胃癌細胞株・患者由来癌オルガノイドにおける低濃度5-FU長期暴露によるPD-L1の発現の変化、RNAseq解析を行い5-FUによるPD-L1発現誘導の機序を特定する。②NFATレポーター組み込みJurket細胞との共培養下で5-FUによって誘導されるPD-L1によるNivolumab耐性の寄与を検証する。③S-1を増量した第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を行い、臨床サンプルにてS-1増量に伴うPD-L1発現の変化を検証する。④血管新生阻害剤を使い5-FUによるPD-L1発現増加の抑制とNivolumab効果増強を検討する。