研究課題
基盤研究(C)
研究代表者は、ARF6とWASF2が膵癌細胞の運動・浸潤に関わり、膵癌細胞株の培養液中に高濃度に存在していることを明らかにした。本研究では、①ARF6、WASF2、およびARF6とWASF2の組み合わせの膵癌診断性能を前向き臨床試験(検証試験)により明確にすること、および②ヒト膵癌組織に類似した組織構築をなす腫瘍を形成することができるマウスモデルである「ヒト膵癌オルガノイド移植マウス」を用いてARF6とWASF2が早期膵癌の診断マーカーに成り得ることの基盤となるin vivo実験データを得ることを目的とする。