研究課題
基盤研究(C)
本研究は、膵NEN細胞株とマウスを用いた基礎実験をもとに、膵NENにおけるLPAシグナルの意義とATXをターゲットとした新規分子標的治療の開拓を目的とする。さらに血中ATX値のバイオマーカーとしての意義も検証し、膵NEN診断・治療の新たなターゲットとして臨床応用を目指す第一歩としたい。本研究を通じ、ATXが膵NENの新たなバイオマーカーとしての可能性と、長く新規分子標的治療の登場のない膵NENにおいて新しい治療ターゲットとなるTheranostic target「Therapy(治療)とDiagnosis(診断)をともに担うターゲット」の可能性を解明する。