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間葉系幹細胞由来エクソソームとシングルセル解析による自己免疫性肝炎の新規治療開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07464
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

阿部 和道  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30468128)

研究分担者 高橋 敦史  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (40404868)
大平 弘正  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90274951)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード自己免疫性肝炎 / 間葉系幹細胞 / mir-557 / エクソソーム / シングルセル解析
研究開始時の研究の概要

AIHは原因不明の難治性自己免疫疾患であり, 病態解明ならびに治療法開発が急務となっている. 近年, 細胞から体液中に分泌されるエクソソーム由来マイクロRNA(miR)の免疫応答を標的とした治療法の開発が検討されている.申請者は, 網羅的アレイ結果からAIHの疾患特異的なエクソソーム由来miRを同定し, その機能として炎症性免疫応答を誘導し, AIHの再燃に関与することを報告した. 本研究では, miRを豊富に含むエクソソームをAIHマウスモデルに投与して肝炎を増悪・軽減させ, シングルセル遺伝子発現解析を用いてAIHの免疫病態を解明し, この疾患に対する新規治療法を確立することを目的とする.

研究実績の概要

1. メスC57BL/6マウスの肝臓から精製したS-100抗原タンパク(2.5mg/200μL)とcomplete Freund’s adjuvant(CFA, 200μL)をメスC57BL/6マウスに1回/週(day0, day7)に皮下投与し, 投与4週間後に慢性肝炎を発症しAIHマウスモデルとなる.2. ヒト間葉系幹細胞(PromoCell,Heidelberg, Germany)にmiR-557mimicをトランスへクションし, 培養上清のエクソソームを回収率の高い抽出キット(exoRNeasy Serum Plasma Kits :QIAGEN)を用いて抽出し,miR-557が豊富な間葉系幹細胞由来エクソソームを作成する.3. マウス骨髄由来のマクロファージをmiR-557含有エクソソームと共培養し, 48時間後にマクロファージを採取し,炎症性または抗炎症性サイトカイン, ケモカインのmRNA発現を評価する. 4.以下の2つのグループに分けて,AIHマウスモデルから肝臓を摘出して, 肝炎発症や重症化, 軽減の有無を確認する. また,血清中のALTやIgG,抗核抗体をELISAで測定する. (a)AIHマウスモデル群, (b)AIHマウスモデルのmiR-557を含有するエクソソーム投与群. 5. エクソソームがAIHマウスモデルの肝臓に及ぼす影響を確認するために, AIHマウスモデルに(a)miR-557含有のエクソソーム(5μg)投与48時間後に肝臓を採取し, 肝臓の免疫細胞(特にマクロファージやTfh細胞)のシングルセル遺伝子発現解析を行う. さらにGO解析を行なって機能評価を行う.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

自己免疫性肝炎マウスモデルの作成とエクソソーム作成の準備に時間がかかっているため

今後の研究の推進方策

自己免疫性肝炎マウスモデルの作成が進んできたので、今後、mir-557含有のエクソソームを作成し、細胞実験やマウス実験への応用実験を進めていく

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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