研究課題
基盤研究(C)
脳卒中・循環器病克服5ヶ年計画の主要3疾病の一つで年齢調整死亡率も悪化している慢性心不全は、交感神経やレニン・アンジオテンシン系の過剰な活性化を伴い脳が制御する多臓器連関循環恒常性維持システム破綻である。そこで本研究では、アストロサイトのアクアポリン4機能不全によるグリンパティックシステム不全が交感神経活性化を介して慢性心不全を進展させるとともに、アストロサイトのアクアポリン4機能不全によるグリンパティックシステム不全が運動による慢性心不全治療の重要な経路であるという仮説を検証する。研究の結果は、パンデミックとすら言われる慢性心不全の新たな治療標的創出・治療開発への基盤へとつながる。