研究課題
基盤研究(C)
尿酸は、ヒトにおいてエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)の最終代謝産物であり、エネルギー消費が多くなる状態でも上昇し、急性心不全などにおいても高尿酸血症を認めやすい。また高尿酸血症は、心腎血管疾患の発症にも密接な関係があることが報告されている。高尿酸血症の治療として、キサンチンオキシダーゼ阻害薬(XOI)が広く使用されているが、XOIの中止例で多くの死亡が認められることが明らかになっている。我々はXOI離脱症候群という概念を仮説と共に提唱して、その関係性を明らかにしてきたが、その原因や機序に関してはいまだに不明である。本研究で、XOI離脱症候群の原因と機序について解明を行う。