研究課題
基盤研究(C)
不整脈の根治療法である高周波カテーテルアブレーション術は高周波通電による熱で心筋に凝固壊死を誘導する治療である。不十分な加熱は術後再発の原因となり、過剰通電では心筋破裂などの重篤な合併症を来し得る。現在は通電中の負荷エネルギー量を反映する指標で適切焼灼を、インピーダンスモニタリングで合併症回避を行っているが、これらは焼灼の程度を直接反映していないため、安全かつ効果的なモニタリング法の構築が臨床現場では求められている。本研究ではインピーダンスモニタリング法に加え、超音波工学・音響工学(スペクトル解析)・電気工学(オシロスコープ解析)などの医用工学技術を応用したモニタリングシステムの創造を目指す。