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日本の急性期病院救急外来における肺血栓塞栓症の診断予測モデルの検証および改良

研究課題

研究課題/領域番号 23K07513
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

高田 俊彦  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (60456077)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード肺塞栓症 / 診断精度 / 診断予測モデル
研究開始時の研究の概要

肺血栓塞栓症は、診断が困難である一方で、見逃しが致命的となり得る疾患である。その ため、医師は肺血栓塞栓症の可能性を評価するために画像検査を過剰に実施する傾向がある。これまでに肺血栓塞栓症の診断予測モデルが欧米諸国より複数提唱されているが、日本での有用性についてはデータがない。そこで、本研究は、1) 日本の救急外来において、肺血栓塞栓症の診断予測モデルの有用性の検証を行い、2) より安全かつ効率的に肺血栓塞栓症を除外できるように改良することを目的としている。本研究の結果を応用することで、患者レベルでは不要な被爆、造影剤の副作用の回避、社会レベルでは医療コストの削減につながることが期待される。

研究実績の概要

肺血栓塞栓症は、呼吸苦、胸痛といった非特異的な症状を呈するため診断が困難な疾患であり、ときに見逃され、致命的となることがある。そのため、医師は肺血栓塞栓症の見逃しを恐れ、造影CT検査などの画像検査を過剰に実施する傾向があるが、そのような診療は効率的ではない。これまでに肺血栓塞栓症の診断予測モデルが複数提唱されており、我が国でも広く利用されている。これらの予測モデルは病歴、身体所見、血液検査などに基づいて肺血栓塞栓症を除外するためのものである。しかし、これらの予測モデルは欧米諸国を中心に開発・検証されており、日本での有用性についてはデータがない。本研究の目的は、1) 日本の急性期病院救急外来において、肺血栓塞栓症の診断予測モデルの有用性の検証を行い、2) より安全かつ効率的に肺血栓塞栓症を除外できるように改良することである。
初年度にあたる令和5年度の当初の計画は以下の通りである。
i) 各施設におけるデータ収集の開始
ii) リサーチアシスタントの雇用:データのダブルチェック、アウトカム評価(肺血栓塞栓症の発生について電子カルテおよび電話によるフォローアップを行う)の担当。
iii) 国際血栓止血学会議への出席:解析計画について、海外の研究協力者との会議を行う。
i) については当初の計画通り、白河厚生総合病院(福島)、苑田第一病 院(東京)、東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉) の3施設においてデータ収集を開始した。現在、3施設で約1000名の対象患者をリクルートし、うち肺塞栓症20例のアウトカムが発生した。ii)については、まだ雇用を開始していない。適切な人材を求め、募集を継続している。iii) 海外研究協力者と研究デザイン、解析計画について合意を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り、各施設でのデータ収集を開始した。リサーチアシスタントの雇用が開始となっていないが、各施設の研究者が業務を代行している。引き続き募集を継続する。

今後の研究の推進方策

更にデータ収集を進めるために、研究協力施設を追加で募集している。すでに成田赤十字病院(千葉)、福島県立医科大学(福島)の内諾を得ており、白河厚生総合病院倫理委員会における一括審査の申請中である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] University Medical Center Utrecht(オランダ)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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